ツアー初日、合計2時間遅れで本日のメインイベントへと向かう。
向かうは文化三角地帯(Cultural Triangle)といわれる大遺跡群が眠る地へ!
スリランカにある8つの世界遺産のうち5つがこの三角地帯に集中していて、その多くは今も祈りの対象となっている「生きた仏教遺跡」だと、ウダラさん。
景色変わらぬジャングルを走ること3時間.....
改めて自己紹介をし合うが長過ぎる。
2時間遅れというのに、あっついお茶が好きなウダラさんは「キュウケイシマショ、アキコサン。」と、全く急いでいない様子。風土のせいか時間も性格ものんびりしていてステキだね。
&軽めランチ。
虫が飛びかう屋外レストランへ誘われ、一瞬「ヌーン」となるが味は100点満点!
スパイスの辛さでヒーヒー言っている度に「ハヤクバナナヲタベテ!」と、辛さを抑える新しい食べ方を教わる。
そして、また移動。
キターーーーー!
突如ジャングルの中に現れた、高さ195mの巨大な岩山シーギリヤ・ロック!
予定では13時着なのに、既に16時過ぎ.....夕方の体力で上れっての?ウダラさん。
「カンドウスルカラ、ダイジョブダイジョブ」と、言われるがまま。
三角モチーフがデザインコンセプトのシーギリヤ博物館。
2009年にJICAの援助を受けて建てられた博物館ということなので、スタッフの皆さんがニコニコ優しい気がした。しかし出土品の展示を触ろうとしたら「ノーーーーーッッツ!!!」ってかなり怖かったなぁ.....当たり前か(笑)
「ねぇ、ウダラさん。頂上まで何分?」
「イイカラツイテキテ、アキコサン。」
「......。」
「歩いているだけじゃなくて写真撮ってよ、ウダラさん。」
「リョウカイシマシタ、アキコサン。」
高いところ好きだけど、さすがに引いた空中歩廊&螺旋階段。
このガイド.....お客を無視してぐんぐん先に進む。むむむ。
螺旋階段を上ると突如現れた、美女のフレスコ画「シギリヤ・レディー」
5世紀の作品とは信じがたい鮮やかな色。
イギリス統治下にあった1875年、この岩山を望遠鏡で眺めていたイギリス人が、鮮やかな色彩を見つけたという。色のパワーが凄かったんだろうなぁ.....
さらに約60度の傾斜を進む.....(遠い目)
わ〜い、頂上だ〜!と叫びたいところだけれど、ちょうど中間地点。
「ライオンの入口」という宮殿の入口に到達。
シンハラ語でライオンは「シンハ Shinha」、のどは「ギリヤ Giriya」=ライオンののどは「シンハギリヤ Shinhagiriya」となり、これが「シーギリヤ」に変化したものだと!なるほど!!
ふぅ.....まったく頂上に着く気配無し.....
「ここを上るの?」
「ソウデスネ〜。」
「この階段相当錆びてるね。」
「ダイジョウブデスネ〜。」
「......。」
「登頂イェ〜イ!ウダラさん、イェ〜イ!」
と浮かれたいところ、頂上になって空気が変わった。
そもそもシーギリア・ロックとは.....
5世紀後半、アヌラーダブラを治めていた父を生きたまま壁に塗り込めて王座を奪い、弟の復讐をおそれて岩山の頂に王宮を築きあげた兄カーシャパ。
弟の報復に追いつめられたカーシャパは自ら命を絶つことになり、天下はわずか10数年で崩壊したという。
頂上は風の音しかしない。
静寂そのもので、王の孤独感がひしひしと伝わってくるような、そんな哀しい気分にさせられる場所だったのだ.....兄弟の争いなんてやだね。
天空から見るとこんな感じ。
この王宮が発見されたのは、約1400年後のイギリス植民地時代というから驚き。王宮・兵舎・住居・ダンスステージ・王のプールなどの跡が見られる。
カーシャパの気持ちにおセンチになりながらも、帰りも魔の傾斜角度が待っている。
ウダラさん、相変わらずレディーを無視したスピードで先をぐんぐん進む.....おのれ.....
「ジカンオーバーデスカラ!」
「はいはい。」
「アキコサーン、サルデスヨー、サル。」
「あー、モンキーね、はいはい。」
続
スゴイ!スゴイ!スリランカ紀行面白いよ〜〜〜〜〜!
返信削除バワ建築って全く存じ上げてなかったけど素敵ね。それにしてもやはりみったんプロなんだね。ってしみじみ思ってしまったよ。続きも楽しみにしてまーす。既に濃いスリランカブログだけどこの後にあの!マダム登場か〜。ドキドキ♥
ははは、細か過ぎるでしょ〜w んでもこうやって書くと、また体験してるみたいで一石二鳥ね!
返信削除エセプロ、続きもがんばって執筆にいそしみます.....ちなみにあのマダムは未だ登場しませんですのよ〜〜〜♡