2011/12/31

トルコ年末ひとり旅_2日目 ~年越し寝台特急列車~


12/31のカウントダウンは、イスタンブール→アンカラへ向かう寝台特急列車の中。

その出発地となる駅は、アジア側のターミナルとなる、ハイダルパシャ駅。列車の出発を待つ間、アジア側・ヨーロッパ側の両間からなるライティングがとてもロマンティックで、しばらくベンチでぼーーーーーーーっとしてしまった。

ライトアップされた駅、そして構内のほどよい照度にうっとりしてしまう。静かな駅に人々の声がぼそぼそ響いて、まるで教会にいるような厳かさ。

アーチに沿って施されたモザイクやステンドグラスの装飾が実に美しい。
ドイツ人の建築家曰く「ネオ・ルネッサンスドイツ様式」と言っているが、唐草模様なんかもプラスしてイスラム様式らしくもある不思議な空間。


待てど暮らせど列車が来ない為、トルコメンズパパラッチ大会開催〜☆

基本的に濃い顔立ちの方が多いけれど、ヨーロッパ&アジア&アフリカ?とカテゴライズするのが難しい。そして嬉しくなっちゃうほどの親日派。パパラッチしてる姿がバレると「フレンズ!フレンズ!」と肩を組んでくるのであった〜。


.....とパパラッチも飽きてきた頃に、出発の集合がかかりワクワク度MAXに!


22:30発アンカラ行き寝台特急「アンカラ・エクスプレス」


寝台列車に乗るのは、10年前のイタリア旅行(NAPOLI→BALI間)以来。
「あぁ、わたしここで終わりかなぁ。パピーマミーごめん.....。」という怖い体験をしたことがあったので(内容割愛)、今回はみんなとワイワイ、ただただ嬉しかったー。


ガイドさんたちとカウントダウンはEFESで乾杯!
食堂車に集まった世界各国のハイテンションメンバーで(ひっそり)盛り上がるのであった。なぜならハイテンションイタリア人やハイテンションアメリカ人とギャーギャーやっていたら隣の寝台車の人から一言入ったらしい......「うるさい」と(笑)

いいじゃんね〜、年明けだよ〜?


自室に戻った後も揺れる電車&興奮により眠ることが出来なかったので、揺れ揺れ文字で日本への年賀状を書き上げた、2012年のスタートでした!


トルコ年末ひとり旅_2日目 ~食とグランドバザール~


旅の楽しみは食事〜(いやいや地酒〜♫)

このツアー、今思うとかなりの呑ん兵衛揃いで最高に楽しかった☆
昼も夜も絨毯屋さんでも飲んでは語らい、ホテルでは誰かの部屋に集まって地酒を試飲する。

大学生〜団塊世代までひとつの家族のような同テンション!
なかなか無い結束力に、最後の日は名残惜しくもあったなぁ.....。


夜は人気スポットであるグランドバザールへ。

まぁまぁまぁ、日本語が上手だこと!
更には商売っ気の無い、ただただ話をしたい親日家も多いこと!


わ〜いわ〜い、まるで修学旅行みたい。
迷路と化したバザールの中で迷子になり、ちょうどタイミング良いところでみんなに拾ってもらった(恥)

20〜32歳までの様々なジャンルの友達できた!
更にはこのメンバー、みんなおひとり様参加でびっくり!


その後はディナーへ。
街は年越しのカウントダウンの準備でわくわくそわそわ。そんな高揚した雰囲気が街から人から伝わってくる。



ディナーでの話のメインは自己紹介に続き、今まで経験した旅の話で大盛り上がり。
そして年末に旅立つくらいだから、みんなそれぞれマニアックで興味深いお話ばかり☆

ここでの私のキャラは「暖をとるために飲む人」というところだったでしょうか.....(笑)


トルコ年末ひとり旅_2日目 ~イスタンブール歴史地区~


不安そうに遠くを見つめるガイドのメイティさん。

最後まで笑顔が絶えなかった素敵なお父さん。
最近郊外に家を建て、ツアーが入っていない日はもっぱらガーデニングに勤しむという。
ツアー参加者が常に方々にちらばるので、大体困ったちゃん顔をしていたのが懐かしい〜。


今日はトプカプ宮殿から。



ロの字に囲まれた建築で内部が覆われ、いくつもの離れや数多くの庭園との集合体となっている。
外観からは想像もつかない構造となっていて、び・つ・く・り!
スルタンの居室にハレム、彫金の工房に調理場等々......細かに分かれていて、さすがに数時間では見切れなかったのが残念なところ。


こちらは「ハレム内の食堂」
踊り子たちの舞が披露される中、フルーツをあ〜んしてもらっていたりしてたんだろうね.....むふふふ。しかし一時期は1,000人くらいの女性が出たり入ってしていたというのだから、凄まじい闘いだったのだろうなぁ〜と、恐ろしくもある。


こちらは「夏の宮殿」
夏というだけに涼しげなカラー且つ、しゃわしゃわ吹き出る噴水の水が寒々しい.....何せ12/31だからねぇ〜。


最後に「謁見の間」

ダブルベッド以上のサイズはあるこの家具(右下)は王の椅子。
スルタン参加の会議、始めは週4。理由は分からないけれど途中から週1参加となって、最後は外から覗く程度になってしまったというから勿体無い(笑)
せっかく金色の立派な天蓋も作ってもらったのにね〜。


続きましては、出ましたっ!
スルタンアフメット・ジャーミィ(=ブルーモスク)


晴れの日&プロが撮るとこうらしい。↓
大学時代の建築史の授業にて、
「これはオスマン朝建築の最高傑作と言えるのではないでしょうかねっ!」と個性豊かな教授が繰り返し叫んでいたのを思い出した(笑)是非ともTBS・世界遺産チームに入らせて頂き、ヘリで上から観てみたい〜。



どこをどう撮っても美しい。イズニックタイルで覆われたドーム画像の連打です!
静かにしていなきゃ駄目なので皆声には出さないけれど、心の中では「おぉぉぉぉっ!」と叫んでいたには違いない。

とにかく溜め息の出る美しさ。




トルコ年末ひとり旅_2日目 ~てくてく散歩~


ギュナイドゥン(おはよう)イスタンブール!

ここから毎日食すことになるお豆のスープ&キュウリの食感に感動!
キュウリのもさもさ加減が美味しかったんだよねー。シリアルみたいにヨーグルトをかけてもOK!


昨日は24時間移動した為お疲れかな〜と思いきや、貧乏性はamからホテル周辺をパトロール開始!


メンテナンスが大変そうなモザイクタイルの住宅。低層部だけでなく、5〜6Fあたりまでびっしり貼ってあるのが凄い。


お天気が悪かったせいか、暗〜い感じの商店街。イタリアのような「ciao〜♡」な賑やかさは一切無く、この辺りの人々はシャイな感じがした。



こちらはフローリング屋さんらしい。
18.50トルコリラ/平米というと、ええっ!?約832円/平米ってこと!?
なんだそりゃ.....シート貼りでなかった気がするけど。。。


出ました!トルコ名物、猫の群れ!ちょっとした公園だけれど15〜20匹程度たむろっていて、この撮影中の足下にも3〜4匹集まってくる人なつっこさ!
ちなみに「ピシピシッ」と言うとみんなこちらを向くらしい〜♡


この後はツアーに戻り、いよいよイスタンブール歴史地区へ潜入です!


2011/12/30

トルコ年末ひとり旅_1日目 ~24時間かけて~


2010〜2011年のカウントダウンは上海で過ごし、異文化の中での年越しに様々な発見に大満足!
今後の年末は(できるだけ)海外で!と決めていたので、早速家族に「2012年はどこで過ごす?」と相談♫

→相変わらず皆各地バラバラ(汗)
→ひとり旅でもしたら?と母(汗)

.....という運びとなり、久々のひとり旅を決行することとなった!しかし、年越しひとり旅は初めて&年々ビビりになってきたので、今回はツアー参加☆
旅行会社曰く、年末のおひとり様(=変わり者)は結構いるらしい〜。

いいじゃん!


......というわけで、12/30〜1/6のトルコ8日間の旅へ出ることとなった。


citibankの広告をチラ見(心の声:33歳?来年やんけ......どきどきどき)しながら、初めてのウズベキスタン航空に搭乗。


飛行機内をうろちょろしても変わった特徴は無し。
機内の匂いもCAさんも食事にTVもこんなものかと退屈〜。
強いて言えば今まででワーストに入るボロい飛行機だな.....という印象。でも気にならない気にならない。


9時間後、ウズベキスタンはタシュケント国際空港に到着〜。
銃を持った空港警備隊がこちらを睨んでいる(気がする。)飛行機の写真を撮ったら怒られるのだ。

飛行機から降りた際の気温は−10℃くらいなので昨年の上海よりはだいぶ暖かいけれど、銃を持った警備隊のウズベク語&ロシア語により、緊張感による寒さが増したトランジットとなった6時間。
なーんにも無い小さな乗り継ぎ場は眠ることも出来ず、本当に退屈!
まぁ、旧ソ連から独立した国の空港と思えばマシなほうなのかな.....。


自宅を出て24時間後.....
無事にイスタンブールに到着〜!(見た目ぼろぼろ。でも元気♡)

ホテルに着いた〜!安堵〜!念願のWi-Fi〜♡ 
もう、Wi-Fiがないとやってられないよーーー。

と、小さな発見!
それはトルコアイスのように伸びる伸びる、トルコ'sトイレットペーパー。見た目はごわごわしているのに伸縮性に富んでいるのでお尻にはやさしい感じ。
大袈裟ではなく、びよんびよん伸びるのが本当におかしかった!


そして深夜番組では世界のジャッキー☆
朝起きた際にもやっていたので、まさかのエンドロール放映?(笑)


さぁ〜て、少し寝たら2011年のラストデイが始まる!
明日からはツアーの皆さんと仲良くなりたいなぁ。