2012/09/28

Sri LankaとBAWA_22 ~No.11~


最終日。やって来ました「Number 11」
LUNUGANGA」と此処を見ないと話にならない、BAWA作品の名所中の名所。

コロンボの閑静な高級住宅街、
ここはBAWAが病に倒れるまでの約40年間、この家を育み続けてきたという。


彼がここの住人兼スタッフ。
現在、「Geoffrey Bawa Trust」が管理しており、財団のオフィスとしても使われている。


当時、BAWAが乗り回していたという、ロールスロイスとクラシックベンツ!
「やっぱり車は男性のロマンなの?」と言おうとした隙に、横ではウダラさんがドアを開けようとして注意されていた(笑)


1959年にバワがこの場所を購入した際には4軒が連なった長屋状の住宅だった。
その後、彼は残り3軒の住宅を買い増して行き、パティオとそれぞれの部屋を繋いで迷宮のような家を作りあげた。※こちらは1F平面図。



ウェイティングロビーから、財団の方によるマンツーマン接客がスタート。

Kandalama Hotel」でも使用されていたアイアンのチェアー。
天窓から降り注ぐ光のコントラストが見事だったな。


四方ホワイト色の塗装につつまれた空間は、なんとも神聖な気持ちにさせられる。

BAWAお決まりのフクロウがお出迎え。


途中、チェス台に置かれたBAWAの位牌に頭を下げ、



彼の寝室から見学。
フローリングとタイルの貼り分け、格子天井、書籍の積み上げ、ウッドにアイアン、籐素材。
違和感のあるキッチュなビニール製のチェアー、違和感のあるライオンのぬいぐるみ.....。



コリドーの両脇を本で埋める、これ憧れの配置。


その先には小さなリビングがひとつ。

またまたキューブリック的な?エーロ・サーリネン先生のチューリップチェアーを配置。
ホワイトのウォールにFRP素材が見事に映えるミーティングルーム。


反対側にはパティオが配置され、光や雨が自然に降り注ぐスペース。
南国のぬる〜いあま〜い風が心地よい。


壁に無造作にレイアウトされたアートや、ローテーブルに置かれたオブジェ等を見ているだけで、自分の部屋をどうデザインするかワクワクしてくる。
いつか平屋建築の設計をしたいな。


2Fエリアへ続く階段。
ここだけ見ると、まるでギリシャか何処か地中海文明の雰囲気を感じるのは私だけ?


上がった先には大空間のリビングが!

バティックの面と塗装壁の面の入隅と、
その手前にソファーが同色で馴染んでいるのと、
またまたチューリップチェアーで時代を交錯させているのと、
宝箱のようなBOXがサイドテーブルになっているのと、
天井にダウンライトなんてものは一切無いのと.....あぁ美しい!


なんと、こちらも宿泊できるというから、次回のお楽しみに。


案内人の彼、めっちゃいい人なんだけど
「ワイフとうまくいってないだよね〜」的な話をしまくる。それを聞いて一体全体どうしたら.....(笑)


更にルーフトップに続く階段&その先は、私にとって天国そのもの。


屋根の上に緑がもこもと美味しそう。
スタッフさん曰く、いつか緑のパワーに家が負けそうでコワイと言っていた。







0 件のコメント:

コメントを投稿