チャンディーガル内に、運転手さんオススメの公園があると言う。
その名も「ロック・ガーデン」
インドのミラクルワンダーランドとは、まさにこの公園のこと。
私たちはあっという間に興奮トランス状態に陥ってしまった。
その前にロック・ガーデンを少しだけ紹介!
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1924年、パキスタン生まれのNec Chand。
新しい都市計画に関わる道路事業の検査官として働く中、1日の仕事を終えると工事の廃材や割れた皿・石などを厚め、公有地に密かに(勝手に)大量のセメント像を造り始めた。
そしてその膨大な作品群はどんどん場所を広げて行き、彼はそれを1人勝手に「チャンディーガルの王国」と名付けた。
ホント自由!(笑)
そして14年後、再開発対象となったその地に測量隊が入り、ついにその王国は見つかってしまう!!!
しかしその4ヘクタールに及ぶ作品郡を観た市は、それを公園として保存し、Chandを公園の管理者として制作を続けさせることとしたのだった。
今も彼やその意思を共有するサポーターが、整備して守り続けているという。
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そもそもディズニーランドでは楽しめない子供だった私には、このようなエンターテインメント施設はゾクゾクする…..。
一言で言うならば、インドのガウディ作・ネバーランドかなぁ?
では、魔法の国スタート!
チケット売り場は岩の中。
赤いニット帽がキュートな警備員さん。
とあるファミリーに紛れ込んでみる遊び。当然お父さんはセンターに。
もうね、何が人工物で何処からが自然なのか全く分からない…..融合産物だな。
インディー・ジョーンズのセットにも思えてくる。
石垣に囲まれた細い道や小さなトンネルを抜けると、広大な情景が広がる。
このコントラストの繰り返しに大人達の冒険心を掻き立ててくれ、皆大興奮!
岐阜の山奥あたりに造って欲しい〜。
↓この青年。写真を撮ってクダサイと言うので気安くOKしちゃったら、この後が悪夢。
キスしてくれよともう1人の友人と追いかけられるハメに…..怒!
もうただひたすら走って走って逃げるしか出来ない恐怖。(この頃のインドではレイプ事件が多発していたもんだから、初めて生命の危機を感じたかも)
この時、一体相棒ゆーこはどうしていたのだろうか…..
逃げ切った後にはのどかな広場にて。
あ、ゆーこはブランコ漕いでた(笑)
グエル公園テイストと呼ぶべきか、廃材を使ったモザイクエリア。
手を振れば、その倍帰ってくる優しさ。
ここからはエンディングの迷宮ロード。
(実はここでも例の男子に発見され逃げ回っていた、汗)
もう、なんか凄い世界だったから全部載せちゃう。しつこいけれどお楽しみ下さい〜。
おびただしい数の人形が密集しているこのエリア。
誰にも分かっていないらしいが、公園全体に数万体もいるらしい……言葉にならない、ただただ圧巻。
やさしい表情のコーナーや、
動物コーナー
体育座りゾーンなど
種類別にゾーン分けされており、そして当然一体一体の表情ももちろん異なる。
こ、これ、何年かけて造りあげたんだろ…..果たして何人で…..
コルビュジエの作ったモダニズムの街と同じ街の一部に、そのモダニズムが廃棄した廃材を使ったこの作品群。合理性や生産性から一切離れた行動をとったチャンドは一体なにを伝えたいのか?
未だそれは提議されていないという。
廃材は誰かが使っていた物だからか、何かに関係していた物だからか、ものすごいパワーやエネルギーを秘めている。そのせいかどっと疲れた公園だった(逃げ回っていたせいかな?笑)
一言で「廃材アート」とは言うことができない…..
おそるべし。無邪気な天才、ネック・チャンド!
続
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