2012/09/27

Sri LankaとBAWA_20 ~AVANI Bentota Resort &Spa~


この日2軒目のホテル見学は、5つ星の「AVANI Bentota Resort &Spa

BENTOTAのビーチ沿いに面した、ひたすらのんびりするにもってこいのスパ。

2011年にアジアのホテルグループ「Minor」が高級ホテルシリーズとしてAVANIを立ち上げたという。※AVANIはサンスクリット語で「地球」を意味する.....AKIMITA Blog、ためになるね〜。

ウダラさんが正確にはどう言ったか分からないけれど、
「こちら、日本人のインテリアデザイナーさんです。」みたいなことを言ったら、ほぼ全部屋見せてくれた。けど疲れたー。

もちろんここもBAWA設計、特に監獄風ウェイティングエリアが気に入った。
しかしリニューアルの際に、確実に他人の手が入っている感が否めないゲストルームは残念!


ゲストは外国人の富豪や女優的な美女が多いのが特徴。
カトリーヌ・ドヌーブ風の美女がなにかを交渉中の図(by パパラッチ)


スタッフさんのサリーとベッドスプレッドのカラーのリンク具合がナイス!

「合わせてるんですよね?」と聞いたら
「え?」だって。

意図的でないのか......(笑)


平屋エリアに見える一部はメゾネットか.....。
建築の無骨さ&インフィニティープール&自然を内外に溶け込ませるのは、BAWAらしい。






Sri LankaとBAWA_19 ~Bentota Beach Hotel~


6日目は、Bentota周辺でのBAWA設計ツアー♪(もうしつこいってか?)

1軒目は、BAWAの現存するホテルの中で一番古い1968年開業Bentota Beach Hotel
ここは、インド洋とベントータ河に囲まれた好立地。


オランダ植民地時代の砦の跡地!を活かして建てられた、スリランカ初のリゾートホテル。
洞窟の様なエントランスに、大好きな太陽モチーフがお出迎えでニンマリ。


車寄せからチラ見するアレはもしかして!


ロビーの天井一面を彩るのは、エナ・デ・シルヴァのバティック。
この旅で何度か目にしてきたものの、ここまで綺麗に色が残っていたものは他には無かった。


なんとな〜く日本風の池と庭園を感じさせる中庭は、テンプルツリーを中心に建物がロの字に囲う。
そしてプルメリアの香りもいい感じ〜。

途中で天井面だけ様子がイエローカラーに変化、その先は.....お馴染みアーティストのラキ・セナナヤキ彫刻が主役のダイニングルーム。
4つ星にしては、普通のビュッフェになっちゃった。


共用部散策はと言うと、洞穴を活かしたラウンジから。



リスに餌をあげているおじさんをカメラマンに従えたら「Facebook!Facebook!Friend!」としつこい(笑)


ゲストルームから直でプール&海に行ける、オープンバルコニー。



ゲストルーム廊下&共用部は、だいぶ年期が入っている様子。


再び大好き太陽モチーフがここにも!コレ、背負って持ち帰りたかったな〜〜〜〜〜〜。


またロビーに戻る動線にも、BAWAらしい調度品やインテリアが、自然に空間に溶け込んでいる。



「コンドハ泊マッテネー。」と言っている気がする太陽さん。
いえ、ウダラさんが横で言っていただけだったりして.....(笑)






Sri LankaとBAWA_18 ~やっと来れたLUNUGANGA~


この旅のメインディッシュとなった「LUNUGANGA

ここはBAWAが理想郷を築こうとした未完の楽園。
そして2003年84歳でこの世を去ったBAWAは、この広大な敷地のある樹の下に眠っている。


写真を見ただけでも、ここで聞いたBAWAの想い、シナモン林から漂う甘い香り、そして帰り際ずっと手を振ってくれたスタッフの笑顔など、すべてが蘇ってくる。

エスコートしてくれたスタッフが最後にぽつり。
「君は世界を見ることができていいな、僕もここを出たいよ.....」
と言われたことが深く深く心に刻まれている (泣〜〜〜)

あああ.....彼は未だ元気にやっているだろうか。
もう一度戻って話をしたいような、その際には居て欲しくないような複雑な気持ち。


理想郷は、このゲートの先から始まる。


BAWAがそもそも建築家を志したのは、1948年に購入したこの地に、まさに自身の理想郷を造り上げるためだった。

理想郷の意味を調べると「=ユートピア、想像上に描かれた理想的な世界

BAWAは何者にも縛られず、自由に、そして自分の快楽のために最適な形を求め続けたのではないか......なんて、今回は真面目に考えてしまった。

ゲートの先には、おもてなしの空間。


その先の棟内にはBAWAの書斎があり、


BAWAの愛用品が生前そのままに置かれ、なんだか主を帰りを待ちわびているかのような、そんな気配が漂う。


内外を市松模様で繋ぐ技に敬礼!


そして、木に吊した鐘を叩いては使用人を呼んでいたという、ランチ時のBAWAの特等席。ちなみに敷地内に鐘は14個あるらしく、すべtの鐘は違う音色を出し響くので、使用人はそれを聞き分けてその場所にやって来たとか。


ギャラリーは、様々な時代とフォルムをミックスさせたオリジナルスタイル。
FRP素材のチェアーをコーディネートしてしまうのが憎いよ、BAWA師匠!まるでキューブリックの映画の様。


ここから暫くはランドスケープデザインを愉しむことに。

1948年から約50年かけて築きあげた地形や森。

第三者から見ると「普通の自然」に見えるかもしれないけれど、BAWAがBAWAのために造り上げた「彼だけのもの」だからいいのだ。


自らの手で造りあげたという沼、蓮が綺麗。




敷地内を歩くと、パノラマを楽しむイタリア式庭園の要素だけでなく、あるがままの自然風景を称えるイギリス式庭園のエッセンスも多分に感じられる。


それから湖に面して、なんと市松模様が凹凸に造形されたガーデン!




彼が愛したプルメリアの木、ココナッツの木や菩提樹など、スリランカのシンボルも多く見られた。とにかくいい香り。


また、この広い敷地内には6つのゲストハウスがあり、今でも宿泊することが出来るということをここで知ることになる。悔しいけれど、また訪れる楽しみができた!

その中の1つ。


2つ目。


そしてBAWAの眠るシナモンヒル。
シナモンから甘い芳香が漂う中、ここにBAWAが眠っていると思うと静かな幸福感に浸ってしまい思わず涙〜。スタッフさんも一緒にウルウル。

ここに来れてよかったよーーーー。と何度も振り返っては見てしまう。

そして、週末になると過ごしていたと言われているメインハウス。



事前予約すれば、ダイニングルームにてカレーをいただくことができたんだって!
ウダラさんめ、聞いてないぞ。


また、各地のホテルに置かれたチェアーもここで使って試していたという。


おなじみラナ・セナナヤキの壁画が描かれた回廊。


わずか1.5時間程度のツアーだったけれど、BAWAの脳内に少しトリップできた気分。
ここが彼の「原点」であったと同時に、彼の魂が入った「終着点」であったのかな.....と考えさせられる。

今回、この偉大な建築家に出逢えてよかった。