CASSINA社/フィリップスタルク デザインによるアームレスチェアー「CAPRICE」
初めて目にした際、なんとも言えない衝撃を受けた。その日から約1年9ヶ月。親友たちの協力により、我が家の家具の仲間入りになったのです!(新入りにして既にほぼ主役級)
何が良いって、「CAPRICE」の意味が【わがまま、気まぐれ】だという。
白革の肉厚なベースにすらりと伸びた脚が、端正で女性的(エレガントでチャーミング!)背面はシェル素材(ポリプロピレン)により、前面部とのコントラストを見事に演出。
スタルクの想う女性像が【わがまま、気まぐれ】なのか?CAPRICEに座りながら、自身について考えてみることにする。
そして、スタルクが2008年に「2年以内の引退」宣言を出してから2年が経とうとしている。
「私がデザインしたもの全ては不必要だった。2年以内には確実にリタイアし、何か他のことをやりたい。まだそれが何かはわからないけど。自分を表現する別の手段を見つけたい。デザインとは、忌むべき表現形式だ」とコメント。
「デザインとは、忌むべき表現形式だ」
意識していなくとも、こうした想いを心のどこかに持っているデザイナーは少なくは無いように思える。
スタルクのように、頭の中でそれを分かっていながら日々デザインをする事は、多くの矛盾と葛藤する事であり、いつ終わるとも分からない戦いを自身に強い続けさせる「デザイン」という存在は一体何なのか?というところなのか。
「デザイナーはいらなくなる」という考えであるのならば、現段階から意図的にデザインとデザイナーとを切り離す役割を担い、その後の在り方を具体的に提示しても良いのではないか?と思う。
意識していなくとも、こうした想いを心のどこかに持っているデザイナーは少なくは無いように思える。
スタルクのように、頭の中でそれを分かっていながら日々デザインをする事は、多くの矛盾と葛藤する事であり、いつ終わるとも分からない戦いを自身に強い続けさせる「デザイン」という存在は一体何なのか?というところなのか。
「デザイナーはいらなくなる」という考えであるのならば、現段階から意図的にデザインとデザイナーとを切り離す役割を担い、その後の在り方を具体的に提示しても良いのではないか?と思う。
影響力の大きい彼だからこそ出来る「何か」に今後期待しています!
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